首輪の種類(首輪の選び方)
犬の首輪には色々な種類があります。
レザーや金属の留め具を使ったかっこいいものや、可愛らしい柄のコットンのもの、ネックレスの様なチェーンを使ったものなど、見た目からして色々な首輪がありますので、どんな首輪を選べばいいのか迷ってしまう方もいると思います。
【首輪の選び方】
たくさんある首輪も以下のように順を追って考えれば、どんな首輪が良いのか選びやすくなります。
- 愛犬にとって安全か?
- 愛犬にとって快適か?
- 自分にとって使いやすいか、使いこなせるか?
- 最後に(見た目が自分の好み、愛犬に合っているか?)
今回は「首輪の着脱方法」、「首輪の素材」という観点から首輪をいくつかの種類に分けてみます。それぞれの首輪の特徴を知っていれば、愛犬にどんな首輪が適しているのかを判断しやすくなります。
↑着脱方法「ベルトタイプ」、素材「ナイロン製」の一般的な首輪↑
【着脱方法による首輪の種類】
ベルトタイプ(ベルトホール)
腰に巻くベルトの様に、ベルトホール(穴)がいくつか開いており、そこに爪を通すことで取り付け(サイズ調整)ができるタイプ。革製の首輪はこのタイプが多い。ベルトタイプの特徴
- バックルタイプに比べ少し取り付けにくいが、外れにくい
- サイズ調整後のずれが少ない(しっかりそのサイズで固定される)
- ベルトホールの数や間隔によっては、サイズが調整しづらい
- 金具が多く重くなりがち
バックルタイプ
ウェストバッグ等の着脱と同じように、プラスチックや金属性のバックルでカチっと留めるタイプ。ナイロン製の首輪はこのタイプが多い。
↑バックルタイプの首輪。アジャスターによってサイズ調整できることが多い
バックルタイプの特徴
- 着脱が簡単(ワンタッチ)
- サイズ調整が簡単
- 比較的軽量
- サイズ調整後にも使い方によってはずれが生じる
- バックル部が壊れた場合、首輪自体が使用不能になる
ハーフチョークカラー
首輪の一部分がチェーン(ナイロンや他の素材のものもある)になっており、リードを引くとチェーン部分が締まり(チョークする、チョークさせるという)、愛犬に合図を送ることができるタイプ。首輪全体を広げて頭を通して着脱する。
↑ハーフチョークカラー
リードを引くとチェーン部分が締り、首輪円周が狭まる。
ハーフチョークカラーの特徴
- トレーニング、しつけを効果的に行うことができる
- チェーンの部分だけが締まるため、比較的安全に使うことができる。
- サイズによっては、頭からすっぽ抜ける可能性がある
- 繋留には向かない
フルチョークカラー
リードを引くことで、首輪の円周が狭まり、愛犬に合図を送ることができる。首輪が締まる幅は限定されないためリードを引いた分だけ締まるタイプ。
フルチョークカラーの特徴
- トレーニング、しつけの効果が高い
- 誤って首を締めつけ過ぎることによって、頚部・気管にダメージを与えてしまう危険がある。
- 正しく使うためには訓練(プロの指導)が必要。
ヘッドカラー
鼻先と首の両方に輪を通すことによって、頭を固定する。しつけ、トレーニングの補助として使用する場合が多い。
※しつけ、問題行動の矯正、トレーニングを目的とした首輪の使用法に関しては、ドッグトレーナー等の専門家のレクチャーを受けることをおすすめします(正しく使用することによって効果を発揮します)。
【素材による首輪の種類】
- 革製(レザー)
牛革がポピュラーだが、ラム(羊)やエルク(ヘラジカ)の革を使ったものなどもある。耐久性に優れ丈夫だが、雨などに濡れると脆くなる。少し重い。 - ナイロン製
カラフルな色柄、デザイン性が高いものが多い。耐久性は革製より劣る。比較的軽量。静電気が発生しやすい。 - 布製(コットン)
カラフルな色柄、デザイン性が高いものが多い。洗濯がしやすい。耐久性が低く、噛みちぎられることがある。 - 金属製
チェーンカラーなど、ネックレスの様なデザインが人気。毛切れが比較的多い。スチール製などは変色しやすい。