犬用フードボウルとは、犬がフードを食べたり、水を飲んだりするために使う食器(容器)のことです。
犬の食器は基本的には、主にフードを食べるために使うフードボウル(給餌器)と水を飲むために使うウォーターボウル(給水器)の二つをセットで用意します。水用のウォーターボウルも便宜的にフードボウルと呼ぶ場合が多いようです。
フードボウル、ウォーターボウルは一日数回、毎日同じものを使用しますし、健康の基本である食事に直結しますので犬グッズ(犬用品)の中でも特に重要なものの一つです。
犬の食事のためにつくられた優れた犬用食器、犬用フードボウルは犬の行動や体型を考慮した、犬が使いやすいものとしてつくられています。何となく似ている形の容器や人間用の食器ではなく、やはり犬用食器、犬用フードボウルを使ってあげることをおすすめします。
食器が変わっただけでフードを食べなかったり、食べる量が変わったりする犬もいます。フードボウルも首輪やリードなどと同じように、デザインだけではなく機能的な面も考慮して、愛犬にピッタリのものを選びましょう。
犬の食器(フードボウル)の種類
犬の食器(フードボウル)は、カラフルなプラスチック製のものや、定番のステンレスボウル、陶磁器製のものなど様々な色、形のものがあります。
ここでは、フードボウルを材質と形(デザイン)でいくつかに分け解説します。
プラスチックフードボウル
カラーバリエーションやデザインが豊富なこと、比較的安価なものが多いこと、軽くて扱いやすいことなどが長所です。
フードボウル自体が軽いので力の強い犬や食べ方によっては定位置からずれたり、倒れたりしてしまうことがあります。(フードボウル裏側にゴム、シリコンなどを貼ることによって、ずれにくくなっているものもあります。)
プラスチック製のフードボウルは、金属製、陶磁器製のものなどに比べて、耐久性が乏しく傷が付きやすいため、雑菌が付いて不衛生になりがちです。傷、破損のチェック日頃のお手入れに気をつけましょう。
プラスチックフードボウル
金属製フードボウル
金属製のフードボウルは頑丈で、傷が付きにくいことから衛生的に扱うことができます。特にステンレス製フードボウルは錆にも強いです。
定番のたらいを小さくしたような形のものが安く最も出回っていますが、最近では様々な形、機能を持ったフードボウルがあります。
食べ方や犬種、体型によって、適したフードボウルの形も変わってきますので、フードボウルの高さ、底までの深さなども考慮して選びましょう。
落下などにより変形、傷ついたものは食べにくくなってしまったり、傷から錆がでてしまったりしますので、早めに交換しましょう。
ステンレスフードボウル
陶磁器製(磁器)フードボウル
陶磁器製のフードボウルは、金属製のものと同様に耐久性がありますので、傷が付きにくく、お手入れも家庭用の食器と同じようにできる点が魅力です。
フードボウル自体に重さがありますので、床の滑りや、転倒にも比較的強いです。落下した場合には割れてしまうことや、ひびが入った場合は雑菌が付きやすくなること、水分の浸み込み、漏れなどに注意が必要です。
木製フードボウル
他の材質のフードボウルに比べて数は少ないものの木で作られたフードボウルもあります。
木目の美しい柄、素朴な質感、ナチュラルな雰囲気が魅力ですが、ボウル内部に塗装(加工)を施していない木製フードボウルは、水分がボウルに浸み込みやすく、ウェットフードをあげる場合や、ウォーターボウルとしては不向きな面もあります。
木製フードボウルも比較的傷が付きやすい素材ですので、雑菌の付着に気をつけて日頃のチェック、お手入れが大事です。
フードボウルはその大きさ、形によって食べやすさが決定しますので、フードボウル選びの重要なポイントになります。
フードボウルの大きさ
フードボウルにはS、M、Lサイズや小型犬用、中型犬用、大型犬用と説明(表記)されているものがあります。
小さすぎた場合には、フードが入りきらない(入っても餌が盛り上がるので散らばる)などの理由からすぐに合っていないことが分かりますが、大きすぎる場合には、フードまでの距離が遠く食べづらくなることや、フードボウルに脚を踏み入れて食べる(不衛生です)原因となりますので、餌が入る大きさならば良いということではなく、犬の大きさに合ったフードボウルのサイズを必ず選びましょう。
フードボウルの形
スパニエル、ハウンド系の様な耳が長く垂れている犬は、フードボウルに耳や毛が入ってしまう場合がありますので、高さがあるフードボウルや裾が広がった山の様な形のフードボウルが適しています。また、フレンチブルドッグやパグ、チワワの様にマズル(口吻)が短い犬には底が浅いフードボウルが適しています。
フードボウルの底の形状も平たいものや丸みがあるものがありますが、マズルが長い犬は、フードボウル底に丸みがあった方が食べやすいといわれています。
ご飯を食べる高さがある程度あった方が犬の体に負担になりにくいといわれており、高さのあるフードボウルや、スタンド付フードボウルもあります。
ブレーキファストメタル
愛犬の早食い・一気食いを防止し、ゆっくり食べられるように設計された機能性犬用食器。
金属製(アルミダイキャスト)なので頑丈、衛生的です。
早食い防止フードボウル ブレーキファストの商品ページを見るYボウル
スタンド付で愛犬にとって食べやすい高さのフードボウルです。
家具デザイナーLuke Wongが犬のために設計したモダンドッグボウル。かなりおしゃれです。
デザイナーズフードボウル Yボウルの商品ページを見るTwins
Twins(ツインズ)はフード用とウォーター用の2つのボウルがセットになった、愛犬用デザイナーズ食器。
双子の様な、二つのボウルはそれぞれ離して置くこともできます。
フード&ウォーターボウルセット Twinsの商品ページを見るWild
家にいる犬のために自然の象徴である渓流の岩をイメージしてデザインされたフードボウル Wild
一見犬の食器に見えない磁器製の美しいフードボウルです。 ユニークな見た目ですが、裾広がりの形、浅めの底で食べやすく、フードボウルとしての機能はしっかりしています。
Wild フードボウルの商品ページを見る
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